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子供の感性

津軽三味線愛好家のあるお客さんとの会話。

「私の津軽三味線の先生と幼稚園に津軽三味線を弾きに行って園児達に聴いて貰って来たんだ」

「園児たち喜んだでしょう」

「喜んではくれたんだけど!」

「どうしたの?」

「先生は『どうせ、じょんから節やあいや節弾いても解らないから童謡を聴いて貰うぞ』って結局童謡だけ弾いて帰って来たんだけど、納得行かないんだよネ」

「ん〜、なんか変だね」

「そうなんだよ、私は津軽三味線のじょんから節やあいや節を聴かせてあげたかったんだよね。曲の事は解らなくても、太棹の迫力の有る音を聴かせてあげたかったんだ」

「うん、解るよ。一曲や二曲位童謡聴かせるなら解るけど、全部童謡じゃ津軽三味線を聴かせる意味が無いもんな。私もピカピカの1年生の授業で津軽三味線を弾いてきかせてあげて事があるけど、手足でリズムを取ったり中には踊りだす子もいてすごく受けたよ。子供達だって津軽三味線の音は理解できるよ」


「そうだよな〜」

子供達の感性をバカにしてはいけません。すごうものが有ります。

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