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老婦人のお客様

老婦人のお客様がお二人で見えた。

糸巻き金具と中木付けの修理を頼まれたのだがわざわざ電車を乗り継いで来たのである。

有り難い事です。

「ゆっくりして行って下さい」電車の乗り継ぎで疲れたのか二人共椅子に腰掛けたとたん

「ふ〜」とため息。

それからは昔の話がしばらく続く。

民謡コンクールの話らしい。私などそっちのけで話は続く。まるで漫才を聞いているようだ。

このまま話しを聞いていた方がいいのか仕事を始めたほうがいいのか途方にくれてしまった。

結局仕事を始めることにした。

私が仕事を始めた事に気が付いたお二人「あらあら、お仕事のおじゃまね。私達は帰りましょう」
と言ってお帰りになりました。

お客さんの話を聞くのも仕事の一つですが「ふ〜疲れた」

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